コルク,  スクリューキャップ,  ワイン

ワインの栓(クロージャー)

ワインの栓には色々な種類があり、総称してクロージャーと呼ばれています。

まずワインといえばコルク栓。

天然のコルクはコルク樫という木から取られます。

主要産地はポルトガルやスペインなどで、ポルトガルは世界の50%程のシェアがあります。

コルクは木を植えてから初めて収穫できるようになるまでに最低25年以上かかります。

さらに次のコルク層が成長し、収穫できるようになるまでは、10年ほど待たなければいけません。

コルクの寿命は150〜200年程ですが、近年は上質なコルクの入手が難しくなってきています。

↑天然コルク

天然コルクを打ち抜いた後の残りのコルクを、細かく粒子状にして、それを接着剤などで固めたコルクを「圧搾コルク」と言います。


天然コルクの残りの部分を使用できるということもあり、天然コルクよりも安価です。


粒子状にしたあと、コルク臭(ブショネ)を除去する工程を行うと発生率の非常に少ない圧搾コルクになります。

↑圧搾コルク

プラスチックから作られる栓で「合成コルク」というものもあります。


見た目や色は様々ですが、全体がプラスチックのものと、内部がコルクの弾力性を模して発泡性のプラスチックのものがあります。


以前の合成コルクは酸素が多量に入ってしまいましたが、最近では酸素透過量を抑えた合成コルクも作られています。

↑合成コルク

道具を使わず開けられ、再栓も出来るスクリューキャップもあります。

オーストラリアやニュージーランドでは大半を占めています。

コルクと違い、金属のキャップは酸素を通さないため、還元臭のリスクがあります。

瓶詰め前にワインの溶存酸素濃度をコントロールすることが必要になります。

【還元臭】

還元とは酸化の逆で、極端に酸素と触れ合わさず酸欠状態で仕込むと、硫化水素が発生し硫黄のような香りが出てきます。

無農薬や有機栽培で造られた酸化防止剤を入れないワインに良くあるので「ビオ臭」と呼ばれる事もあります。

微量の場合、マッチを擦ったような香りですが、

量が多いとゆで卵のような香りです。

この還元臭はデキャンタに移したり、2日目に飲んだり、空気と触れ合わせることで和らぎます。